道路沿いにいきなり現れた木組みの古そうな長い建物･･･ふ〜ン･･･と眺めながら歩いてここで気づきました！ “Rathous”と書いてありました！そう、この黄色い壁に赤い木組みの古い建物は市庁舎だったのです！後ほど紹介しますが、この二軒先隣の建物が16世紀のものだそうですから、この市庁舎も相当古いように見えますね！ちなみに市庁舎入り口上両サイドにあるのがバッハラッハの紋章です。

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ところで、この市の紋章ですが、少し気になりました･･･上が黄金のライオン、下が水色のダイアモンド模様です。ライオンはヨーロッパでよく見かける図柄ですが、水色のダイヤモンド模様ってあのミュンヘンが州都のバイエルン州の紋章や旗に見られる模様です。サッカーのバイエルン・ミュンヘンの試合でよく見かける模様ですよね。さて、バイエルンと言えばヴィッテルスバッハ家が統治していたヨーロッパでも有力な王国でした･･･はて、ヴィッテルスバッハ家･･･？？ここも“バッハ”ですよねぇ･･･予感はどうも的中したようです。 12〜13世紀頃、それまでケルン選帝侯の支配下にあったここバッハラッハは婚姻関係によりヴィッテルスバッハ家の支配下に入っていったようです。それが、市の紋章にある黄金のライオンと水色のダイヤモンド模様に繋がっているようです。どうもこの辺りは中世のヨーロッパ勢力図を理解しないといけないようです･･･

2021年07月08日13時07分

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