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先の4枚は全て中央のクロッシングのほぼ同じ位置から翼廊、身廊、拝廊を写したもので、同じ位置からもう一度見る祭壇・内陣・後陣です。 こうして見ると如何にこの教会が東西南北がコンパクトにまとめられているかお分かりかと思います。 もう一度じっくり眺めて・・・
今の教会は1839年に礎石され19世紀半ば過ぎに出来たもののようですが、もともとこの地には9世紀頃にフランク人(ローマ帝国時代後期から記録に登場するゲルマン人の部族)の守護聖人マルティヌス(聖マーティン)に捧げられた教会があったようです。 12世紀頃にはベネディクト会の修道院ができ、13世紀に聖アポリナリスの聖遺物がこの教会にやってきたとの記録があるそうです。 祭壇下の地下室の石棺にはその聖遺物が収められているようで、記録的には14世紀まで遡るようです。 その後、18世紀末からのナポレオン戦争と宗教界の世俗化により19世紀初めに修道院が廃止され、その後今の教会に建て替えられ、修道院もフランシスコ会が復活させたという歴史を辿っています。 ちなみに・・・ 第二次世界大戦末期、ここレマーゲンは先に少し言及したルーデンドルフ橋をめぐっての米独の激しい戦闘が行われた際、ナチ・ドイツが開発したV2ロケットが初めてドイツ国内戦線に打ち込まれ、この教会の直ぐ近くに着弾したことによりこのアポリナリス教会や修道院に被害を与えたそうです。 戦後しばらく修復さえ出来なく、あのフレスコ画もかなり痛んだそうですが、その後フランシスコ会により今の姿に修復されたとのことです。
2021年06月18日13時41分
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ところで、祭壇前、直ぐ目の下に階段が地下に降りています。 地下礼拝所でより神聖なところらしく、立ち入り禁止になっていました・・・ この教会の歴史に深く関係しているところでしょう・・・ 分かる範囲でこの教会の歴史を調べてみました。
2021年06月18日13時41分