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その土曜日の午後、その安ホテルの地下のバーでは、ささやかなパーティが開かれていた。 ホテルとは名ばかりの短期安アパートと言ってもよい宿泊施設なので、そこの客は短くて1週間、長い者は1年以上にもわたって住んでいる。しかも朝晩の賄い付きも選べるので、旅人にも住人にも便利だ。 ぼくはここに来て2週間になるが、こんなパーティが開かれたのは初めてだ。 聞くと、毎月1〜2度、住人のだれかが声をかけて、缶ビール2本分の入場料を取り、ホテルのバーを貸し切ってやるのだそうだ。 *下に続く *題名改訂
yoshi.s様, なんだかyoshi.sさんが昔を懐かしんでいるような気がいたしました。 安ホテルといえば、私も昔、道路脇のモーテルに泊まりながら車でドライブしました。シカゴから入国。レンタカーでインディアナ、ケンタッキー、テネシー、アラバマ。そこから北上し、ミシガンを抜けてカナダのトロントへ。
2021年05月19日00時13分
おお、Zacky01さんもアメリカを歩き回った口ですか。中部を走り回ったのには何か目的があったのですか? 私は半年足らずですがサンフランシスコに住みました。英語学校に通ったのです。それからグレイハウンドのフリーパスでアメリカ中を歩き回りました。 この物語は、経験に基づいてはいますが、あくまでもお話しおはなし。 どうぞ御愛顧を。コメント大歓迎です。
2021年05月19日22時31分
yoshi.s様, アメリカに会社を作った時に、アメリカのお客様や、同じ業界団体の会長さんや、コンベジターさんを挨拶してまわりました。ヨロシクと。会社を登記したばかりで予算もなく、出来るだけ少ない経費でまわりましたので、レンタカーとモーテルでしたね。西も東も中西部も南部もまわりました。 サンフランシスコに住まれていたのですね。シーフードが美味しくていい街ですよね。自転車やケーブルカーでウロウロした事があります。なんていう店だったかな?ヨットハーバーにあるシーフードのお店。おいしいくて数年後もまた尋ねました。 しかもコメントを見ますとグレートハウンドのフリーパスでアメリカ中を歩きまわったなんて、なんて素晴らしい人生を歩まれておられるのでしょう。素敵なお話しをありがとうございます。
2021年05月23日13時50分
ああ、そうでしたか。Zacky01さんはアメリカで会社を作ったのですか。 それは私の放浪の旅とは格が違う。 ただ私はこの一人長旅で、自分なりの人生観を得ました。それによって今日まで生きてきたのです。
2021年05月23日14時56分
yoshi.s様, いえいえ。yoshi.sさんの夢に満ちた体験に比べればちっぽけな体験です。自分なりの人生観を得て今日まで生きてきたというお言葉に感動します。私は日本の企業人として現地の責任者としてアメリカに会社を設立しただけの事。 ただ凄く勉強になりました。お客様からの紹介、そしてまた紹介で目的の企業様の責任者のアポイントを取り付けてプレゼン。アメリカ人はよく、こいつはナイスガイだと紹介してくれます。 ある企業様での実話ですが、最初の一言は「お前は何のプロだ。いったい俺に何を与えてくれるんだ?」紹介して下さったお客様の顔を思い浮かべて常に真剣勝負。何かひとつプロフェッショナルなものを持っていなければ生きていけません。サラリーマンでは駄目です。会社対会社ではありません。アメリカは一対一、人間対人間の関係です。この時は学生時代に学んだ事が私を助けてくれました。 この素晴らしいロマンチックな物語を何度も読み返しました。きっとyoshi.sさんの体験が活かされている素敵な物語。言葉の端々にアメリカに住んでいなければわからない表現。本当に素敵な物語だと思います。
2021年05月23日15時31分
Zacky01さん そうでしたか。親しくお話し下さりありがとうございます。 アメリカでは、人間対人間、というお話はよく分かります。 たしかに彼らは、組織の中にあっても、その組織を動かしているのは自分たち一人ひとりだ、という感覚を持っていますね。日本の組織だってほんとうはそうなのですが、どうしても、人間は組織の中の一部、の感が強いですね。その代わり、組織は面倒見がいい。 どちらがいいかは人に由るのでしょうが、自分を頼りにして動く力のある人は、アメリカで活動するのも面白いでしょうね。
2021年05月23日20時37分
yoshi.s
*つづき 入場料を払うと、缶ビール1本を渡され地下への階段を下りる。入り口の横にビールの自動販売機が置いてある。足りなければ自分で買え、ということだ。 ドアを開けると、いきなり賑やかな話し声と、ギターの音や歌声が聞こえて来た。 *つづく
2021年05月13日21時29分