一般向けのレンズの場合、ある程度明暗差とか、もしくは色のコントラストがある方が「見栄え」は良いのですが、この手のレンズになると必ずしもそうではありません。写真上の情報量が多すぎて、空気感があるとか、質感が良いとか安易にまとめて逃げてしまう例をあまりにもよく見かけます。それであろうことか被写体の情報量を意図的に減らすという技も... ライカレンズもそういう憂き目にあっているのでしょうね。やはり高級レンズは飾ったり撫でて愛でるようなものではなく、より効率的に正しく被写体へアクセスツールであるべきです。