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この画のタイトルを考えていて、言葉の迷宮に入ってしまった。 ちょっと面白いので、おすそ分け。 きっと、何がどうしたって? と思われるかも知れない。 この日本語タイトルを英語に直すと分かりやすい。 The shadow of the man who is taking a picture of his shadow swayed by the wind. となる。 英語の定石通り、頭から順番に受け止めて行って欲しい。 *下につづく
はなてふさん,♪ tomo ♪さん ことば遊びにおつき合い下さってありがとうございます。 英語は、意味がきっちりと定まる言語で、正確さを求めるなら断然これです。 日本語は時に、意味をいろいろに受け取れる言語ですね。悪く言えば曖昧。 良く言えば、懐の深い言葉。だから、俳句、短歌、洒落、落語、などなど、言葉あそびが多いのですね。文化的豊かさと捉えることにしましょう。
2020年12月03日22時23分
The shadow is blowing in the wind. ボブ・ディラン のBlowin‘ in the wind(風に吹かれて)が似合いそうな影ですね。 https://youtu.be/vWwgrjjIMXA https://ongakugatomaranai.com/bobdylan_blowininthewind/
2020年12月04日21時44分
Zacky01さん ノーベル文学賞受賞者を引き合いに出されるとは光栄ですね。 そう見る目は、私がこの画を撮った感覚と同じです。 フォーク世代、私の世代です。 Zacky01さんは?
2020年12月04日22時17分
yoshi.s様, 私の10才上の姉がフォーク世代です。 私は、学生街の喫茶店や22才の別れですとかが好きでした(╹◡╹)姉と同級の会社の先輩がよく歌っていました。 ♪ 学生でにぎやかな この店の 片隅で聴いていた ボブ・ディラン あの時の歌は聴こえない 人の姿も変わったよ 時は流れた♪
2020年12月05日00時22分
Zacky01さん そうですか。あの時代に少々乗り遅れましたね。 60年安保から70年安保に至る10年間。 反戦、大学改革運動。そしてフォークゲリラ、ヒッピー、フーテン、アングラ劇場。 中心地は新宿。すべて若者による既存体制破壊運動。面白い時代でした。 ベトナム戦争をやっていたアメリカはそんなムーブメントがもっと激しかったのですね。ボブ・ディランもその流れの中の一人。風に吹かれて、と言うと、のどかな感じがしますが、中身は、若者が何かを求めて彷徨うさまと、どうしたら戦争が終わるんだという叫びのダブルパック。そしてその答えは自分で見つけろと、聞く者に投げかけているのですね。当時20才ちょっとの若者がこんな詩をよく作りました。自分への問いだったのかもしれない。 それは今でも色褪せることのない問いですね。
2020年12月05日01時10分
娘にドイツ語ではどう表現するか聞きました。 Der Schatten eines Mannes,der ein Foto von seinem windbewegten Schatten macht. 影は動かないと娘も言っていますが。(笑) フォークソング云々は懐かしいですね。 誰かが、学生街の喫茶店をボブ・デイランが聴いたらどうだろう、と書いていました。 喫茶店で自分の歌を聴くのは刺激になるかも。
2020年12月05日03時52分
旅鈴さん はは、お嬢さんにドイツ語訳を聞いたのですね。基本的には英語と同じでしょう?ヨーロッパ語(ゲルマン語)なのですから。 理屈では動かない影が、感性では動いたように見える/感じる。ここが人間の面白さですね。 『学生街の喫茶店』は、あの学生運動の時代を懐かしむ若者の歌ですね。 ボブ・ディランが聞いたら、「なんだい、君らはもう止めちゃったのか・・」と言うでしょう。 あの時代の熱気は、三島の自決事件で幕を閉じたように思います。 今年は、三島事件からちょうど50年です。 ああ、あれからそんなに時が経ったのか・・。
2020年12月05日11時48分
ジョニー森永さん 日本語では、1+1が必ずしも2ではない。時によっては0にも3にもなり得る。曖昧であるが故の懐の深さ。本来人間というものはそういうものなのではないか、とすら思います。 まあ、自画自賛とはこのことですね。何の賛にもなってはいませんがね。
2020年12月05日12時04分
ずっと前に仕事で疲れ切った時、撓んだロープが風に揺れているのを、揺れていないと認識して止めるべく身体自身が前後に揺れた(横にいた人が気付いた)時のことを思い出しました。 自分が揺れても、相手が揺れても相対的には同じことが起きるんだけど、そんなことを考えるときは疲れているのだから休みましょう。
2020年12月05日21時43分
頑張れ!てんちゃんさん ははあ、それはかなり危ない心理状態でしたね。 この場合は大丈夫。向こうの壁が斜めになっているものを真っ直ぐに見えるように撮ろうとして身体が少し斜めになったのと、カメラをやや下向きに構えたことの相乗効果によって体の影が曲がって写った、と判断しています。 ご心配、ありがとうございます。 でも、風に吹かれたようで面白いでしょう?
2020年12月05日22時10分
yoshi.s
*上からのつづき 英語は主語と目的語がはっきりした言語で、論理的だということが分かる。 面白いのは、日本語だと文の先頭にある風が、英語では最後尾。 日本語で最後尾の影が英語では先頭。 どちらが分かりやすいだろう? さて、問題はもう一つある。 そもそも、影は風に揺れるのか、という問いだ。 答えは、もちろんNOだ。 ではこの写真での揺れは? 答えは、じつは自分でも定かではない。 したがって、自分の想像に委ねるしかない。 などということば遊びに,ここまでおつき合い下さりありがとうございました。
2020年12月03日21時47分